FXトレードを始めたものの、エントリーポイントや利確・損切りの位置決めに悩んでいませんか?
私もかつてはその一人でした。
しかし、フィボナッチリトレースメントという分析ツールと出会ってから、トレードの勝率が劇的に向上したのです。
フィボナッチリトレースメントとは何か?
フィボナッチリトレースメントは、イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチにちなんで名付けられた数列を用いた分析ツールです。
自然界に多く存在する比率(0.382、0.5、0.618、0.786など)を使って、価格の調整幅を予測します。
相場は常に上下動を繰り返しますが、その「戻り」の幅がフィボナッチ数列の比率と不思議なほど一致することが多いのです。
なぜフィボナッチが効果的なのか?
フィボナッチの効果が高い理由は、単純に「多くのトレーダーがこれを参考にしている」という点に尽きます。
自己実現的予言のように、多くの人が同じレベルで行動するため、その価格帯では実際に反応が起きやすくなるのです。
5ステップで勝率アップ
トレンドを見極める
まずは上昇トレンドか下降トレンドかを確認します。
上昇トレンドなら安値から高値へ、下降トレンドなら高値から安値へフィボナッチをひきます。
フィボナッチラインを引く
MT4やTradingViewなどのチャートツールで、最近の明確な値動きの始点と終点を選び、フィボナッチリトレースメントを引きます。
サポート・レジスタンスを確認
特に0.382、0.5、0.618のラインは、価格が反応しやすいポイントです。
これらの水準と他のテクニカル指標(移動平均線やRSIなど)が重なる場所は特に注目です。
エントリーポイントを決める
例えば上昇トレンド中の調整局面であれば、0.618や0.5のラインで反発する可能性が高いため、そこを買いエントリーのポイントとします。
利確・損切りラインを設定
利確は次のフィボナッチレベルまで、損切りは直近のサポート/レジスタンスを抜けた位置に設定するのが基本です。
ドル円での実践
ある時、ドル円が上昇トレンドの途中で調整局面を迎えました。
高値から安値までフィボナッチを引いたところ、価格が0.618のレベルでちょうど反発。
ここで買いエントリーし、トレンド方向への再上昇で大きな利益を得ることができました。
この方法を繰り返し実践することで、以前は30%程度だった勝率が90%近くまで向上したのです。
フィボナッチ活用の落とし穴
フィボナッチは万能ではありません。
以下の点に注意しましょう。
1. 重要な経済指標発表時は一時的にフィボナッチレベルが無視されることがある
2. 複数の時間軸でフィボナッチを確認すると精度が上がる
3. 単独での使用より、他のテクニカル指標と組み合わせると効果的
初心者にこそおすすめのフィボナッチ
フィボナッチリトレースメントは、複雑な計算や高度な知識がなくても、チャート上に引くだけで使えるシンプルな分析ツールです。
エントリーポイントや利確・損切りの位置決めに迷った時、客観的な判断基準を与えてくれます。
初心者の方こそ、ぜひフィボナッチリトレースメントを取り入れてみてください。
相場の動きがより理解しやすくなり、トレードの勝率向上に大きく貢献するはずです。
何事も継続が肝心です。
まずは少額からでも実践し、フィボナッチの有効性を体感してみてください。